以前、広島に行った話があったが、今度はその時いつもお世話になっていた、広島の社長さんを新潟に来ていただく機会があった。
新潟といっても何処を案内すればいいのかと思った。
まずは新幹線の燕三条駅まで来て頂いて、迎えにあがった。
2階建の新幹線に初めて乗ったと言っていた、「それはラッキーでしたね」と返したが実はその便に乗ってもらうように事前に伝えていた。
初めてのものや自分の地元にないものが観光になる事は私もいつも感じていた。
ちょうどお昼なので、すぐ近くにイオンの小嶋屋さんがあるのでそこに行った。
本場のへぎ蕎麦に喜んでもらえたようだった。
さあ、ここからどうしようかと思い、まずは宮島の厳島神社のお返しは弥彦神社と考えて向かったが、途中田んぼの真ん中にある燕市役所前を通って、その新しい市庁舎前を過ぎる時に反対側の田んぼを指差して、ここがあの「下町ロケット」のロケした田んぼですよと説明して、もう一回市庁舎を廻って、ひとつだけ妙に土があらわになっている田んぼを見ながら、目的地に向かった。
途中弥彦村に入る時に大鳥居があるのだが、何処からか電話が掛かって来ていて見てもらえずに、大鳥居をくぐって目的地の弥彦神社の駐車場に着いた。
平日なのでもちろん駐車場は空いていて、おでん屋さんというかお土産屋さんの並ぶ前に車を止めた、普段は気がつかなかった、三条産刃物と書かれてあったお店が並びにあって、その広島の社長さんは「爪切りが有名なんだよね」というので早速お店に入ってみた、
「ここには無いかもしれませんよ」と言った矢先に、店先に例の高価な爪切りが並んであった。
社長さんいわく「こんなにするんだ~」と言って三つ折のパンフレットだけもらっていた。
その後は参道を通りながら色々と説明をしながら神社に入りお参りをさせて頂き、境内から左に抜けて降りると駐車場に戻るが、せっかく来たのだからとロープウェイに乗りませんかと誘って、乗り場行きのバスを呼び、弥彦山ロープウェイに乗った。
登りで乗るのは多分記憶が無い。
天気が悪く、山の半分から上は雲が掛かって見えなかった。
当然お客も我々2人だけだったが、男のベテランガイドさんが登るに連れて、眼下見える弥彦村、燕市、三条市のことを丁寧に説明して頂いた。
そのうちに山頂駅についた。
山頂は当然何も見えないと思っていたが、傘を持ちながら、山頂駅舎から外へ出ると山頂には雪が結構残っていた。
気をつけながら歩いて、風がかなり吹いていて、日本海側を見るとビックリ、目線と同じ位の雲が山頂を抜けて、平野側へ落ちていくのがよく見えたし、日本海も見えその先の佐渡島も見ることができ、またうっすらと日も差していた。
こんなことがあるんだと思った。
広島の社長さんも鼻先を真っ赤にしながら、傘越しにこの神秘的な情景を見ていた。
しかしながら、地元の私が一番得をしたのかもしれない・・・・・
越後一宮 弥彦神社 http://www.yahiko-jinjya.or.jp/
弥彦山ロープウェイ http://www.hotel-juraku.co.jp/yahiko/