皆さまこんにちは!本社の藤田義彦です。
今回は、エアバッグについて考えます。

現在は、ほとんどのクルマに装置されてます。
高級車になると運転席はもとより、助手席やサイドからの衝突に対応するサイドエアバッグが搭載されており、どこにでもエアバッグが着いてる感じがします。
日本車で最初に搭載されたのはホンダのレジェンドです(昭和60年)。

役割は、シートベルトと併用して搭乗者の安全を守ることです。
ですから、シートベルトをしてないとエアバッグの効果も発揮されません。

エアバッグが作動する時。クルマが衝突するとセンサーが反応し、エアバッグのコンピューターに加速度情報を送り、エアバッグを開くかどうかを判断します。
開くと判断した場合、収納部を押し破ってエアバッグが出てきます。
完全に膨らんだら、ガスが抜けて萎みます。
この動作は瞬時に行われます。
その作動により、搭乗者を保護する役割を果たします。

ただし、瞬時に展開するため、人命を守るための装置なのに、打撲や怪我などの軽傷することがあります。
シートベルトをしてない場合は最悪、死亡事故に至るケースもありますので、くれぐれもご注意を。
エアバッグが作動したクルマは全損とみなされ、もう一度修理して乗ることは難しいようです。
廃車する時もこのエアバッグは適正に処理しなければなりません。
処理しないと自動車リサイクル法に触れることになります。

昨今、某メーカーのエアバッグリコール問題が取り沙汰されてますが、それはそのメーカーが作ったエアバッグの品質が悪く、なおかつその品質の悪い製品を止めるシステムも確立しておらず、出荷してしまったことがあげられます。
その上に、どのメーカーのどの車種に装置したかの記録もわからないので、大量リコールが発生されたと思われます。
このことにより、現在はエアバッグランプが点灯しているクルマ関しては車検に合格しません。

201607-01.jpg現在は、安全システムを各メーカーが競争するように開発してますよね。
ブレーキとアクセルの踏み間違えによる暴走事故や突然の発作などにより、正常な運転ができなくなるケースが多々あります。
それにより、尊い命が失われるケースも少なくありません。
そういった事態にならないように、早く安全システムを確立してもらいと思います。

(担当:藤田義彦)
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