アメリカ出身のパンクロックといえば、Green day（グリーンデイ）が有名で、1990年のデビュー『39/スムーズ（39/Smooth）』以来、着実にヒットを飛ばして、3枚目のアルバム『ドゥーキー（Dookie）』がメジャーデビューとなり、全米第２位まで登り、その後も更にアルバムを出すたびにヒットを飛ばして、ちょうどニューウェーブやパンクのブームも重なっての一つの時代を築いて来た。
2009年の８枚目のアルバム『21世紀のブレイクダウン（21st Century Breakdown）』も全米と全英で１位を獲得して、更に３年後の2012年の９月に９枚目の『ウノ!（¡Uno!）』、同年11月に10枚目の『ドス!（¡Dos!）』、12月に11枚目の『トレ!（¡Tré!）』を立て続けに発表した。
この３部作というアルバムはまさに珠玉の作品で、このバンドの集大成のような内容になっている。
やはり、時間が経つとメンバーも年を取って大人になるという感じが、この３枚には感じることが出来る、若い時の常にギラギラというわけではないが、曲調にしろ、アレンジ、歌詞、少し前とは違っていた。
特にこの３枚に共通して、最後の曲は必ずバラードが収録されていてどれもすばらしい。
『ウノ!（¡Uno!）』のOh Love、『ドス!（¡Dos!）』のAmy、『トレ!（¡Tré!）』のThe Forgotten、どれも一聴する価値がある。
